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素材:ナイロン100%
サイズ:1
1, オススメポイント
今季コレクションの全アイテム中、個人的に最も感動したのがこのコートです。何が感動したかというと、発想がとても新しいのです。またそう発想できたとして、テーラードのパタンナーブランドであるRobes&Confectionsでないと形にできなかったのではないかと感じる点も大きいです。
それはこの形です。ビックシャツに見えるかもしれませんが、そうではありません。ブランドも「コート」としてパターンを起こしていて、品番でもそう確認できます。
けれど、姿形はシャツなんですよね。「イメージとしては、シャツのディテールのままアウターになったCPOジャケットが近いです。これはシャツのディテールのまま冬物コートになったものです。」(デザイナーの土屋さん)
Robes&Confectionsの他のコートたちと同様、下にテーラードウェアのセットアップを着ていても普通に羽織ることができますし、逆に「見た目がシャツ」というユニークな特徴をそのままに、まるでシャツルックのようなスマートなフォルムで着ることもできます。
さらにもう1点、デザイナーの土屋さんが話してくれておもしろかったのは、「このコートは、どのような体型の方が着ても、それぞれに魅力的に見えるようにと意識してデザインしています」という点です。
そして生地は、撥水加工されたナイロンリップストップ生地です。レインコート用途も可能な高機能のライトコートというイメージです。ただし「ライトコート」といっても、中にモコモコのウールニットなどを着れば都市部の真冬はこなしてくれます。
ちなみにこちらの生地のシリーズでは、アウトドアギアなどで見られるダブルラッセル(≒モチモチした肉厚なメッシュ素材)の裏地が付いていて、その通気性に特化した機能のままに、着ていてとにかく快適です。私のような汗っかきにはとても嬉しい仕様です。
着たときのシルエットが気持ち膨らんでみえるのは、このダブルラッセル地のクッション感によるものです(表地はサラサラした軽い生地です)。このふんわりしたシルエットもまたおもしろいと思います。ペラッとしがちなシンプルなナイロンジャケットでは、絶対に見られないフォルムですので。
色はサンド・レッド・グリーン(オリーブに近い色味)・ネイビー(ブルーみが強い色味)・ブラックの5色展開です。
雑に扱えるミリタリーライクのアウターとして、3シーズン活躍します。
2, サイズ感と着心地
着用画像は、身長160cmのスタッフYが着ています。
【 Robes&Confections (ローブスアンドコンフェクションズ) とは】
デザイナー:土屋郷
大黒柱である確かなテーラリング技術に、時代時代の「ファッション」のエッセンスを巧みにブレンド。常に「いま」を感じさせるカジュアルテーラードのスタイルを主軸にしています。
メンバーの大半がパタンナーというプロフェッショナルたちが長年のキャリアを積み重ねて、いまではワンピース・スカートなどのレディースウェアからメンズラインまで総合的に、素材とパターニング&カッティングにとことんこだわったコレクションをリリースしています。