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素材:コットン100%
サイズ:2
1, オススメポイント
シンプルなコットン100%のツイル生地のパンツです。一般的なトレンチコートなどでつかわれている生地をご想像頂くと、おおよそ正しい質感です。
形は、ブランドにとってパンツの「顔」であるテーパードパンツ(=型番P10)です。もともとウエストもスラックス仕様(=ファスナー&フック)で、そのときの型番はP01でしたが、この3年ほどはウエストがゴムの仕様(→P10)にアレンジされています。
ジャケットの「J01」と同様、ブランドが初期からずっと微修正を加えながらリリースし続けている形で、圧倒的な実績がある形です。ヒップ回りの大きなボリュームとハイウエストに対して、足元に向かって絶妙な角度で細くすぼまっていくシルエットが実に美しく、これほどのテーパードパンツはそうそうないという代物です。
今季はコレクションの雰囲気に合わせて、いつもより少し着丈が短くなっていて、身長160cmでサイズ「1」を履いたときに八分丈くらいのイメージです。それなので、いつもの着丈で履きたいときはワンサイズアップがオススメです。(ウエストゴムなので、安心してサイズアップをご検討下さいませ。)
ブランドのデビュー20周年コレクションである23SSコレクション、「20周年だからこそ”いつも通りのローブス”を」というデザイナーの方針のもと、全体的にはこれまでの傾向から大きな変化はありません。
ただ、彼らのアイデンティティであるテーラードウェアについては、まさにこの20年間の軌跡をそのまま見せてくれるような特別な仕組みが用意されています。
デザイナーの土屋さんがいうように、ヨウジヤマモト時代に磨かれたクラシカルテーラードの技術をベースにしつつも、それぞれの時代に対応する形でアレンジを加え、多彩なシルエットを発表してきたRobes&Confectionsの20年間は、テーラードウェアへの敷居をより低くできるよう提案してきた歴史でもあります。
そのことを背景に、23SSではジャケットではクラシック・リラックス・ルーズの3種類、パンツではスリムストレート・ストレート・テーパード・バギー・ショートの5種類のシルエットを展開し、大勢のお客様のお好み次第でどのようにも着られるようにしてくれています。
そして重要なことは、それらが典型的なスーツ生地の典型的な色で並んでいるわけではなく、そこはあくまで今季22AWまでの延長線上で、気持ち良く&着合わせしやすく着られる生地で、しかも近年ブランドが提案する様々な「色」とともに展開されているという点です。
また、たとえばロングパンツのウエストはゴム&ひもの仕様で、流麗なシルエットからは想像もできないイージーパンツのつくりであったり、また逆にショートパンツについてはウエスト周りをテーラードパンツの仕様にして引き締めたりと、Robes&Confectionsらしいディテールの工夫が冴えわたり本当に圧巻です。
ブランドが20年前に目指した「女性に上質なテーラードウェアを」という方向性は、今では大前提として当然のようにそこにあり、もはやそれは「どなたでも、いつでも気軽に着られる日常服としてのテーラードウェアを」という、私たちにとってより親しみやすい理念に進化しているように、私たちの目に映ります。
【 Robes&Confections (ローブスアンドコンフェクションズ) とは】
デザイナー:土屋郷
大黒柱である確かなテーラリング技術に、時代時代の「ファッション」のエッセンスを巧みにブレンド。常に「いま」を感じさせるカジュアルテーラードのスタイルを主軸にしています。
メンバーの大半がパタンナーというプロフェッショナルたちが長年のキャリアを積み重ねて、いまではワンピース・スカートなどのレディースウェアからメンズラインまで総合的に、素材とパターニング&カッティングにとことんこだわったコレクションをリリースしています。