素材:(生地)コットン100%、(刺繍基生地)麻100%、(刺繍糸)ポリエステル100%
サイズ:2
1, オススメポイント
(以下、ブランド資料より引用)------
150年ほど前の海外の植物図鑑や植物標本からインスピレーションを得て、刺繍職人さんとたくさんの試行錯誤を経た結果、1枚の絵のようなポピーの刺繍図案ができました。
ヴィンテージ感・クラシック感を大切に、柄のデザインにはとてもこだわりました。
ベースの生地では、静岡県浜松の遠州織物をつかっています。柔らかいのにハリがあり、しっとりしているのにドライな感触もある不思議な手触りですが、とにかく非常に気持ちの良いコットン生地です。
(引用ここまで) ------
胸元に、まさに植物標本そのものような刺繍生地があしらわれた、実は生地やパターン・ディテールにもとても富んだワンピースドレスです。
ウエストにコードのベルトが付いていて、それをつかわずに着たり、それで絞って着たり、シルエットも調整して着ることができます。また身幅はたっぷりなので、1枚着でもOKですし、ブラウスや他のトップスと合わせて着るのも良いです。
色はグリーンとブラックの2色展開です。グリーンはごく淡く乾いた色感で、ブラックは墨色っぽい色味です。ともに刺繍絵にあった、オーガニックでやわらかな色だと感じます。
新品時はハリ感のある生地で、ベストでウエストを絞るとシルエットがつっばるような雰囲気になりますが、すぐにやわらかくなじむので、その点は心配ご無用です。この独特のパサッとしたドライな質感が、しんなりとやわらかく育っていくプロセスをぜひお楽しみ頂きたいです。
このシリーズは、まずはなんといっても、「刺繍絵」の素朴な美しさだと思います。
グリーンに付く刺繍でもブラックに付く刺繍でも、それぞれ糸が5色もつかわれていて、ベースのオーガニックな麻生地の雰囲気も相まって、さながら手描きの植物絵そのものに見えてしまいます。
グリーンに付く刺繍はカラフルで、ブラックに付く刺繍はモノトーンで描かれている点も、いかにもmuucらしい繊細な仕事だとつくづく感じます。
それから誤解を恐れずいうなら、こうしたデザインの場合はどこか古っぽかったり安っぽかったりなりがちだと思うのですが、ベースのワンピースでつかわれているアンティーク感が漂う生地感と、またそれがとてもディテールに富んでいることが大きく、まったくそういう雰囲気を感じさせないのも見事だと、率直に感じました。
きっと着れば着るほどに、なじめばなじむほどに、アンティークの洋服屋さんに並んでいるような雰囲気に近づいていくのではないかと、楽しい想像をさせられる1点です。
2, サイズ感と着心地
着用画像は、身長160cmのスタッフYが着ています。
【 muuc (ムーク):レディース】
デザイナー:村松啓市
15年のキャリアを誇るeverlasting sproutが生まれ変わり、20SSより新ブランド「muuc(ムーク)」として新たなクリエイションを開始しています。
デザイナーが強い自負を持つ「色づかい」の魔法による、楽しくもオトナで上品な洋服たちは、たとえば裏返して縫製を確認しても驚くほど丁寧で、実はとことんこだわって作り込まれています。
ニットのプロフェッショナルであるデザイナーによる唯一無二のクラフトニットだけではなく、刺繍・ジャカード織り・プリントなどによるオリジナルの柄生地のシリーズ、オン&オフの普段づかいに欠かせない無地生地のシリーズと、全カテゴリできわだつ魅力を放ちます。