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素材:モヘア70%・シルク30%
サイズ:2
1, オススメポイント
<素材について>
希少なアンゴラ山羊のモヘア原料を使用しています。
ウールに比べ毛のクリンプ(毛の縮れ)が少なく、キューティクルが小さく滑らかで揃っている為、光沢と繊維にコシがあります。また芯糸には贅沢にシルクを使用しており、モヘアの自然な光沢からのぞくシルクの美しい光沢は更に高級感を演出します。
<編み地について>
muucの編みこみニットは、手編みから生まれるテキスタイルを基に、ニット工場の熟練の職人さんに機械で編み立てられるようプログラミングをし作り上げます。
こちらのシリーズは、スモック刺繍をデザインソースにしています。ケーブル編みや透かし編みを立体的に・幾何学的に編むことで、スモック刺繍のような幾何学的な凹凸感を表現しています。
ベストやプルオーバーのリブ部分も、スモック刺繍のように糸のわたり方で模様ができるようタック編みなどで表現しています。
(以上、ブランド資料より引用)
muucの秋冬シーズン向けニットといえば、「ホンモノのモヘヤ」をぜいたくにつかった高級糸によるシリーズが、圧倒的な人気と評価の高さを誇ります。シーズンを超えて、同じ素材による別の形をリピートされるお客様もとても多いです。
もちろん、「ホンモノのモヘヤ」と強調するのには理由があります。
以下、前秋冬シーズンの展示会レポートからの引用です。
muucが秋冬シーズンのニットで多用するモヘヤについて、村松さんが「うちのはホンモノのモヘヤですから。『モヘヤ風』ではなく糸がモヘヤです」と強調して話してくれました。
確かにモヘヤというと、「毛先が肌に当たってチクチクする」「醜い毛玉になりやすい」「毛が抜けやすい」等の、本当は間違っているイメージで語られることが多いです。
ただそれらのほとんどは、質の悪いウールが混ざっていたり、ヒドイものだとアクリルがつかわれていたりするもので、そういう質の悪い『モヘヤ風』が存在するからだというのが、村松さんと私たちの共通した見解です。
会場で「そうそう!そうなんですよ!」と、大いに愚痴り合ってしまいました。笑
「ホンモノのモヘヤは、むしろ肌に優しく、温かく、軽く、イヤな毛玉にもなりにくい、とても上質な糸です。そのぶん高価なので質の悪い『モヘヤ風』が増えてしまっているのですが、うちのニットを通してモヘヤの素晴らしさをぜひ知って頂きたいです」(村松さん)。
そして前年秋冬シーズン(=22AW)までは何回か、アルパカ・モヘヤ・ウールの3種類による糸がつかわれていましたが、23AWではモヘヤ70%・シルク30%の糸がつかわれています。たぶんこの糸は2回目で、3~4年ぶりくらいの採用でしょうか。
色は定番のライトグレーに加えて、今回大注目のレッドがリリースされています。シルクによる光沢が美しく、ライトグレーはシルバーとも呼べるような美しさですし、レッドは一切「ひねり」のないまっすぐな「真っ赤」で、その極上の鮮やかさにはクラクラしてしまいます。
画像だと避けられないことではありますが、実物と比べるとだいぶくすんで”のっぺり”とした色味になっていると感じていて、これがとても残念です。実物の透明感のある美しさに、ぜひご期待頂けましたらと思います。
(また、このクラスの高級糸がつかわれたニットウェアで、ここまでビビッドな「真っ赤」がリリースされることはほとんど見かけないので、ピンときたという方には強くオススメいたします。)
前年までのアルパカモヘヤウールシリーズのニットウェアも、お試し下さったお客様皆様があまねく驚いてしまわれるような軽さだったのですが、こちらのモヘヤシルクシリーズは、それよりもさらに軽くて、もはや空気をまとっているような心地良さです。(モヘヤの構成比も大きいですし、シルクもたくさんつかわれているので。)
それではペラペラかといわれると、それもまったく違って、着たときに一緒に空気を連れてきてくれるようなイメージで、ふんわりと温かな雰囲気で着て頂けます。もちろん、実際の保温効果もスゴイものがあり、真冬のメインセーターとして身体を芯から温めてくれます。
こちらの新型カーディガン、本当にかわいいです。特に袖とカフス部分のシルエット&編み柄が秀逸です。Vネックで単色なので、合わせる洋服を選ばないのも嬉しいです。
画像をご覧頂くだけでも、ふっくらしたこのニット地の雰囲気を見て頂けるかと思います。製品染めされた同色のシェルボタンの立体的な光沢など、細部まで本当に隙がありません。
【 muuc (ムーク):レディース】
デザイナー:村松啓市
15年のキャリアを誇るeverlasting sproutが生まれ変わり、20SSより新ブランド「muuc(ムーク)」として新たなクリエイションを開始しています。
デザイナーが強い自負を持つ「色づかい」の魔法による、楽しくもオトナで上品な洋服たちは、たとえば裏返して縫製を確認しても驚くほど丁寧で、実はとことんこだわって作り込まれています。
ニットのプロフェッショナルであるデザイナーによる唯一無二のクラフトニットだけではなく、刺繍・ジャカード織り・プリントなどによるオリジナルの柄生地のシリーズ、オン&オフの普段づかいに欠かせない無地生地のシリーズと、全カテゴリできわだつ魅力を放ちます。