ブランド表記:Gather Dress
素材:(表地)レーヨン100%、(別布)レーヨン42%・コットン32%・ナイロン26%、(別布2)コットン100%
サイズ: M
1, オススメポイント
(以下、ブランド資料より引用)------
フロントにはアメリカから取り寄せたコンチョボタンが付き、無数のギャザーとタック、スリット、断切仕様で構成されている。
ウエストには着心地の良さを追求し平ゴムを装着してあり、着る人の体になじむモダンなシルエットとなる。普段づかいから、ドレスアップまで楽しめるおすすめの新作ワンピース。
(引用ここまで) ------
私たちが知る限り、Lehが初めてつくった、クラシックシルエットのドレスワンピースです。
抽象的なのですが、とっても「雰囲気」のあるドレスで、これはもう圧倒的に「Lehのワンピース」です。新品なのですが、アンティークのような香りがあり、実際には細かい計算の上でたくさんの修正が入っているのですが、どこか「抜けた」ような味があり。純国産なのですが、海外の古着屋さんで並んでいるような顔付きをしていて。
デザイン的には開襟の胸元がクラシカルでとても良く効いているのと、大きなアームホールに対して絞られた袖口、嬉しいポケットありの仕様、また見え方の女性らしさと機能としての捌きやすさをもたらす裾両サイドのスリットなど、着やすさの面でもこだわりを感じます。
またディテールも「さすが」の一言で、わざわざアメリカのつてから取り寄せたというコンチョボタンをはじめ、一部タックの溝をレース生地に切り替えていたり、裾にはステッチを入れたり、ウエストにはゴムを入れたりと、とにかく様々に凝っています。
デザインとディテール、生地感などがすべて組み合わさって、このドレスを唯一無二たらしめていると思います。
生地はレーヨンのリップストップ地で、それならではのストーンという強い落ち感があり、それがこの縦長のシルエットにとても大きく寄与しています。リップストップなので、表面に近づいてよ~く見ると、確かに格子状になっています。(かなり寄って見ないと分からないと思います。)
色はブラックとホワイトの2色展開で、両方ともとっても良い色です。
ブラックはレーヨンのマットな光沢がより分かりやすく出るため、見え方としては墨色っぽく、とてもニュアンスのある色です。ホワイトもおもしろい色で、オフホワイトというよりは生成りに近く、でもどこかグレージュっぽい色でもあって・・・ヴィンテージの香りが強い色味だと感じます。
単色なので、着合わせもとてもしやすいです。基本的にどんな羽織りとも抜群の相性だと思います。
【 Leh (レー) とは】
デザイナー:三上卓也
感性を磨き続けるため、あるいは現地でモノ作りをするため、デザイナーは1年のうち長い日々を海外ですごします。
彼らの洋服は、ときには国産の上質な生地をつかって、国内の優秀な縫製工場で仕立てられ、ときには海外の手紡ぎ手織りのクラフト生地をつかって、海外の職人の手縫いで生み出されます。
それはときにはモードの顔つきで、ときにはヴィンテージの顔つきで、まさにノージャンルかつボーダレス。
一個の労働者・職人として真摯な手仕事に取り組むという一貫した姿勢が、揺らがぬ大黒柱です。